「おはようございます!」
今日も新しい1日が始まります。
子どもたちはどんな様子でしょうか?
元気そうな子。
眠そうな子。
エンジンがまだかかっていなさそうな子。
あまり表情が優れない子…
10人〜30人、はてまた40人近くとなると、一人ひとり、みんな、その日の体調、感情が違いますよね。
そして、それは私たち、教職員も同じ。心晴れ晴れな日もあれば、物憂げな日もあるでしょう。
そんな中でも、どんな日でも子どもたちに
「お!今日もなんかいい日になりそう」
「おもしろそう」
「ま〜、今日もがんばってみるかぁー」
と思わせるのが私たち、教師、プロというものです。
今日は私、「にゃーがす」が取り入れている小技・ルーティーンを紹介します。
朝の会・健康観察にちょっとひと工夫を
朝の会・健康観察では、1日の予定確認や児童の体調把握をすることでしょう。学校によっては続いて朝学習や読書の時間もあるかと思います。
授業・学習に移る前にここで1つ、〇〇を取り入れてみませんか。
さぁ、プチっとクイズです(笑)
〇〇に入るのは、漢字2文字、ひらがな4文字!
〇〇
ピンときましたか? どうでしょう! 最初の1文字は「た」!
な〜んてことを教室でいつも子どもたちとやっています(=^x^=)
はい、ということでここに入るのは「体操」、にゃーがす学級では毎朝体操の時間を取り入れています。
〇〇の種類について
体操(以下:ストレッチング)には大きく2種類の方法があります。
静的ストレッチング | 静的ストレッチングは、伸ばしたい筋をストレッチ(伸長)させるため、ある関節を通常の可動域以上の位置に固定させ、一定時間保持し続けるといったものです。 |
動的ストレッチング | 動的ストレッチングは、リズミカルに、ときには反動を使って関節を通常の可動域以上に動かし、目的とする筋を引き伸ばすといったものです。動的ストレッチングでは静的ストレッチングと違い、動きの最終位置を保持しないという特徴があります。日本で広く行われているラジオ体操も、動的ストレッチングの一つです。 |
https://www.jstage.jst.go.jp/article/rika/25/5/25_5_785/_pdf
体育の授業で運動前にウォーミングアップを行う際は「動的ストレッチング」が推奨されています。①身体の代謝活動レベルや体温を運動やスポーツを行うレベルまで高めること、②運動やスポーツに必要な関節の可動域や筋肉の柔軟性を得ること、③筋肉の反応や体の感覚を高めることなどの効果が動的ストレッチングには期待できるからです。
実際にやっていること
にゃーがすは、ラジオ体操を参考に「静的ストレッチング」ではなく、「動的ストレッチング」を意識しています。
期待している効果は、上記の「身体の代謝活動レベルや体温の上昇」「それに伴う脳の活性化」です。
では、実際、どんな体操を取り入れているかというと・・・言語化するのはなかなか難しいですね^^;
- 肩甲骨を回したり(両腕を同時にだけでなく、クロールや背泳ぎのような動きも!ここは激しく!笑)
- 首を回したり(緩急をつけてここはゆっくり。痛めちゃうといけませんからネ。)
- 股関節を意識したり(お相撲さんの四股のポーズから、お尻を落としてカニさんのように左右にゆら〜りと揺れる。)
- 前屈と後屈(ここは静的に。継続することで学級全体の柔軟性がUPする⁉︎)
- 屈伸(リズムよく♪回数を数えて!)
- 手首・足首(ぐるぐる〜)
- 最後は深呼吸を(吸って〜、吐いて〜。吸う時にしゃがんで、吐く時に勢いよく立ち上がります!気分は「となりのトトロ」の真夜中に畑でどんぐりの芽を伸ばすシーン。「んん〜っ、ぱぁあ!!」)
担任ももちろん一緒に、全力で楽しんでやります!
何なら、声色や表情でも盛り上げます(=^x^=)
体操が終われば、1時間目の用意や朝学習、教室移動など、次の準備へすぐ取り掛かります。
身体を動かして、ちょっと声を出して、
やってるうちに身体も、脳も、そして心も少しずつあったまってきます。
勢いそのまま、よい1日のスタートを切りましょう!
実践してみて before・after
朝一番は、日によって学級全体の雰囲気が変わることもありますよね。雨が続く時とか、行事が立て込んでいる時など、重い雰囲気になる時もあります。逆に大きな行事が終わった後などはまったりした雰囲気になることもありますよね。
にゃーがすが初めてこの朝の体操を取り入れたのは4年目、6年生を担任した時でした。
高学年でも楽しんで取り組んでくれ、ストレッチング終わりにいいリズムで学習へとつなげていくことができました。
どの学年でも子どもたちの反応がよく、身体と脳を活性化させる良い習慣になると実感し、それ以降気に入って続けています。(特別支援学級でも身体を動かす実践がありますよね。)
慣れてくれば、そのうち子どもたちが体操の順番や担任の声かけを覚えて一緒に唱え始めてきます。
1・2年生には、表情と声色でお茶目心を忘れずに。 3・4年生には、数の数え方を英語やドイツ語、中国語などにして、プチ外国語活動を。 5・6年生には、担任が時折わざと順番や動きを間違えて、ツッコんでもらう、なんてやり取りも楽しいですよ。
何より、自分自身が朝の体操をすることで、気持ちよくスタートを切れる!
(あと、体操の習慣がつきます。笑)
ちょこっとひと工夫で始める、「気持ちのよい1日のスタート」
みなさんもよければ、ぜひ試してみてくださいね。
コメント